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家族みんなで、短い時間で盛り上がれるカードゲームを探しているなら、『ドブル』が候補に入るかもしれません。2枚のカードを見比べて、同じマークを見つけて言うだけ。ルールはシンプルですが、遊び方は5種類もあります。
この記事では、日本語版を販売するホビージャパンの公式ページと、版元アズモディが公開しているルールブック(英語版、『ロード・オブ・ザ・リング』版)だけをもとに、ドブルの仕組みと遊び方を整理しました。
※ミニゲームの説明は、アズモディのルールブックを日本語に要約したものです。日本語版のルールブックでは名前や言い回しが違う場合があるので、遊ぶときは手元のルールブックも確認してください。
ドブルの基本
どんなゲーム?
ホビージャパンの公式ページでは、『ドブル』は2009年にフランスで発売されたリアルタイム・パーティーゲームと紹介されています。アメリカでは『Spot It!』という商品名で、シリーズ合わせて500万個以上を販売している、とされています。
| 項目 | ホビージャパン公式ページの記載 |
|---|---|
| デザイン | Denis Blanchot |
| プレイ時間 | 約15分 |
| プレイ人数 | 2〜8人 |
| 対象年齢 | 6歳以上 |
| 版元 | Asmodee |
| 販売 | ホビージャパン |
| 発売日 | 2023年10月 |
| 希望小売価格 | 2,200円(税込) |
| 内容物 | カード55枚、ルールブック、缶ケース |
55枚・8マークの仕組み
公式ページでは、ドブルは50種類以上のマークの内から8つが描かれた55枚のカードで遊ぶゲームで、全てのカードは他のカードとたった1つだけ共通するマークが描かれている、と説明されています。それを探すことがゲームの目的です。
アズモディのルールブックでも、どの2枚のカードの間にも、共通するマークは常に1つだけある、と書かれています。共通するマークは「同じ形、同じ色」で、大きさだけが違う場合がある、とされています。
遊ぶ前の練習
ルールブックでは、初めて遊ぶときの練習方法が紹介されています。
| 順番 | 内容 |
|---|---|
| 1 | カードを2枚ランダムに引き、全員が見えるように表向きに置く |
| 2 | 2枚の間で共通するマークを探す |
| 3 | 最初に見つけた人がマークの名前を言い、新しいカードを2枚置く |
| 4 | 2枚のカードの間に共通するマークが1つだけあることを、全員が分かるまで繰り返す |
小さな子どもと遊ぶときは、まずこの練習で、マークの名前を家族で言い合ってみるのがよさそうです。
ドブルの5つのミニゲーム
ホビージャパンの公式ページでは、ドブルは全てのプレイヤーが同時に行動する、素早さが重要な5つのミニゲームが集まったゲームで、ミニゲームは好きな順番に遊んでもいいし、同じものを何度も遊んでも構わない、とされています。
ここからは、アズモディのルールブックをもとに、5つのミニゲームを見ていきます。
1. 山札からカードを集めるゲーム
準備:各プレイヤーにカードを1枚ずつ裏向きで配り、残りのカードは表向きにしてテーブルの中央に置き、山札にします。
目的:いちばん多くカードを集めること。
遊び方:全員が同時に自分のカードを表にし、中央のカードと自分のカードの両方にあるマークを探します。見つけたらマークを言い、中央のカードを取って自分のカードの上に表向きに重ねます。次は、その新しいカードで中央の新しいカードとの共通マークを探します。
勝敗:山札がなくなったとき、自分の山のカードが多い人の勝ちです。
※『ロード・オブ・ザ・リング』版のルールブックでは、このゲームに「指輪」のカードを使う追加のルールがあります。
2. 自分のカードを早くなくすゲーム
準備:中央にカードを1枚表向きで置き、残りのカードをできるだけ均等に裏向きで配ります。これが各自の山札になります。
目的:最初に自分のカードをすべてなくすこと。
遊び方:全員が同時に自分の山札をすべて表向きにします。自分のいちばん上のカードと中央のカードの共通マークを最初に見つけた人は、マークを言って自分のカードを中央の山の上に置きます。そのカードがすぐに新しい中央のカードになります。
勝敗:最初にカードがなくなった人の勝ちです。
3. カードを押しつけ合うゲーム(何ラウンドか遊ぶ)
準備:各プレイヤーにカードを1枚ずつ裏向きで配り、残りは後で使うために脇に置きます。何ラウンド遊ぶか(最低5ラウンド)を決めます。
目的:すべてのラウンドが終わったとき、手元のカードがいちばん少ないこと。
遊び方:全員が同時にカードを表にし、手のひらに平らにのせて持ちます。自分のカードと他の人のカードの共通マークを見つけたら、マークを言って自分のカードを相手のカードの上に置きます。2枚以上持っているときは、いちばん上のカードだけを見て、見つけたら持っているカードをすべてその相手に渡します。1人がすべてのカードを持ったらその人がラウンドの負けで、カードを自分の前に置きます。
勝敗:最後のラウンドが終わったとき、前に置いたカードがいちばん少ない人の勝ちです。
4. 中央のカードを相手に渡すゲーム
準備:各プレイヤーにカードを1枚ずつ裏向きで配り、残りのカードは表向きで中央に置いて山札にします。
目的:カードがいちばん少ないこと。
遊び方:全員が同時にカードを表にし、中央のカードと、他の人のカードの共通マークを探します。見つけたらマークを言い、中央のカードを取って、その人のカードの上に置きます。ルールブックでは、欲しくないカードを相手に渡すので「毒入りの贈り物(The Poisoned Gift)」と呼ばれています。
勝敗:山札がなくなったとき、カードがいちばん少ない人の勝ちです。
5. 3枚の共通マークを探すゲーム
準備:すべてのカードを裏向きで1つの山にし、最初の9枚を表向きでテーブルに並べます。
目的:いちばん多くカードを集めること。
遊び方:全員が同時に、どれか3枚のカードに共通するマークを探します。3枚すべてに同じマークがあれば1組です。見つけたらマークを言って、その3枚を取り、新しいカード3枚を並べます。カードが9枚より少なくなり、3枚の組がもう見つからなくなったら終わりです。
勝敗:カードをいちばん多く集めた人の勝ちです。
5つのミニゲームのまとめ
| ミニゲーム | 目的 | 終わり方 |
|---|---|---|
| 1. カードを集める | いちばん多く集める | 山札がなくなる |
| 2. カードをなくす | 最初にカードをなくす | 1人のカードがなくなる |
| 3. 押しつけ合う | 最後にカードがいちばん少ない | 決めたラウンド数(最低5) |
| 4. 中央のカードを渡す | カードがいちばん少ない | 山札がなくなる |
| 5. 3枚の共通マーク | いちばん多く集める | 9枚より少なく、組がなくなる |
迷ったときと同点のとき
同時に言ったら?
ルールブックでは、迷ったときはマークの名前を最初に言った人の勝ち、同時の場合はカードを先に取った人、または先に置いた人の勝ち、とされています。
全体の勝者
ルールブックでは、いちばん多くのミニゲームに勝った人が全体のチャンピオンとされています。
1位が同点のとき
ゲームの最後に2人が1位で並んだら、2人で対決します。それぞれ1枚ずつカードを引いて同時に表にし、2枚の共通マークを最初に見つけて言った人の勝ちです。3人以上が並んだ場合は、ミニゲームの「The Hot Potato」(3のゲーム)を1ラウンド遊んで勝者を決める、とされています。
家族で遊ぶ前の準備
人数と時間の目安
公式ページの記載は、プレイ人数2〜8人、プレイ時間約15分、対象年齢6歳以上です。1回のゲームの目安が15分ほどなので、遊ぶ時間を決めておくと区切りがつけやすくなります。
練習ラウンドを入れる
ルールブックでは、全員がルールを理解できるように、最初にいくつか練習ラウンドを遊ぶと役立つ、とされています。選んだミニゲームのルールは、始める前に全員に読み上げておきましょう。
2023年版の仕様
ホビージャパンの公式ページでは、2023年にリニューアルした新版は、環境問題に配慮してパッケージのプラスチックを95%削減し、FSC認証の紙を使用している、とされています。そのため、商品にシュリンクフィルムの包装はありません。JANコードやパッケージデザインに変更はあるものの、カードのマークのデザインやゲームの遊び方に変更はない、と説明されています。
ドブルが生まれるまで
アズモディのルールブックの最後には、「ドブルの誕生の小さな歴史」が載っています。ここでは、その内容を短くまとめます。
数学パズルがもとになった
ルールブックによると、ドブルは「2本の線は常に1つの点を共有する」という交わりの原理にもとづいています。1976年、ジャック・コトロー(Jacques Cottereau)さんは、「カークマンの女子生徒問題」と呼ばれる有名な数学パズルを一般化することを思いつきました。このパズルは、「寄宿学校の15人の女子生徒が、毎日3人ずつ並んで散歩に出かけるとき、どの2人も一度だけ同じ列になるにはどうすればよいか」というものです。
コトローさんは、誤り訂正符号の理論から発展した手法を使い、数学者の間で「釣り合い型不完備ブロック」として知られる構造をいくつか作りました。
「昆虫のゲーム」からドブルへ
ルールブックでは、コトローさんが線をカードに、点を昆虫の絵に置き換えて「昆虫のゲーム」を作り、2枚のカードに共通する昆虫を探すゲームにしたことが紹介されています。これがドブルの祖先だ、とされています。
2008年の春、ドニ・ブランショ(Denis Blanchot)さんが、何十年も前に作られた「昆虫のゲーム」のカードを見つけ、コトローさんと一緒に本物のゲームにする作業を始めました。
| 項目 | 「昆虫のゲーム」 | 開発中のドブル |
|---|---|---|
| カードの枚数 | 31枚 | 57枚 |
| 1枚あたりの絵 | 6つ | 8つ |
ルールブックによると、ブランショさんは、反射神経で遊ぶパーティーゲームにするため、絵柄をすばやく見分けられて、遊び心があり分かりやすいものに描き直す必要があると考えました。子どもたちとのテストを含め、たくさんの試作とテストプレイを重ね、Play Factoryのチームと一緒に最終的な形にまとめました。そして2009年の秋の初めに、今のドブルが発売された、と書かれています。
現在の製品は、ホビージャパンの公式ページにある通り、55枚のカードで遊ぶゲームです。
ドブルのよくある質問
共通するマークは2つあることもある?
ルールブックでは、どの2枚の間にも共通するマークは1つだけ、とされています。
マークの大きさが違っても同じマーク?
ルールブックでは、共通するマークは同じ形・同じ色で、大きさだけが違う場合がある、とされています。
ほかの種類のドブルもある?
ホビージャパンの公式ページでは、関連商品として『ドブル・キッズ』や『ドブル:ディズニーエディション』などが紹介されています。
ドブルの5つのミニゲームを家族で楽しもう
ドブルは、55枚のカードのどの2枚にも共通するマークが1つだけあることを使って、5つのミニゲームを遊べるカードゲームです。対象年齢は6歳以上、プレイ時間は約15分です。
まずは2枚のカードで練習してから、家族で好きなミニゲームを選んでみてください。