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身内に不幸があった年の秋になると、喪中はがきをいつまでに出せばよいのか、誰に送ればよいのかで迷う人は多いはずです。2026年は、日本郵便が2027年用の年賀状の引受開始日を12月20日に繰り下げるなど、年末の郵便の日程にも変化があります。
ここでは、日本郵便の発表資料や郵便局のネットショップの案内、葬儀社やマナー解説サイトの情報をもとに、喪中はがきを出す時期、喪中とする範囲と送る相手、書き方と文例、はがきと切手の選び方、間に合わないときの対応までを順に紹介します。2026年10月時点の情報です。
喪中はがきを出す時期
喪中はがきでいちばん大切なのは、相手が年賀状を準備する前に届けることです。ここでは、一般的な投函の目安と、2026年に変わった年賀状の日程をあわせて見ていきます。
11月中旬から12月初旬が目安
喪中はがきは、正式には「年賀欠礼状」と呼ばれるあいさつ状です。神奈川県茅ヶ崎市に本社を置く葬儀社ファーストリーフの喪中はがきの解説コラムによると、身内に不幸があった年に新年のあいさつを控えることを知らせるもので、「年賀状を出さないでください」とお願いするものではなく、「こちらからは新年のあいさつを遠慮します」と伝えるものだと説明されています。
出す時期について同じコラムは、相手が年賀状を用意し始める前の11月中旬から12月初旬に届くように出し、遅くとも12月上旬までが目安としています。亡くなった時期ごとの対応も整理されていて、1月から10月に亡くなった場合は11月中旬から12月初旬に喪中はがきを出し、11月に亡くなった場合は急いで12月初旬までに出す形です。12月に亡くなって間に合わない場合は、松の内が明けてから寒中見舞いで知らせるとされています。
コラムの監修者である葬祭ディレクター技能審査1級の菅野大輝さんは、喪中はがきで迷うのは出す範囲よりも「いつまでに出すか」だとコメントしています。年賀状の準備が始まる前に届いていれば相手も対応に困らないので、文面の細かい作法より時期を守ることを優先してほしいという考え方です。
マナー解説サイト「マナーとビジネス知識」の喪中はがきのページでも、相手が年賀状を書き始める時期に間に合うよう、11月中旬ごろから出し始め、遅くとも12月初旬には届くようにすると説明されています。このページのQ&Aによれば、本来は12月5日ごろまでに先方に届くように出すのが望ましいという回答です。
年末に亡くなった場合の扱いにも触れています。このページによると、年末に亡くなった場合には喪中はがきが死亡通知を兼ねることもあり、そうしたケースでは故人と年賀状のやりとりがあった人にも忘れずに送るようにするとされています。
Xでも、この時期ならではの投稿が見られました。喪中はがきを友人に送ったら、友人からも喪中はがきが送られてきたという投稿で、喪中はがきがお互いの近況を知るきっかけにもなっていることがうかがえます。身内に不幸があった年は、早めに住所録の準備を始めておくと、11月中旬からの投函に慌てずに済みます。
2027年用年賀状の受付は12月20日から
2026年は、年賀状の日程そのものが例年と変わります。日本郵便が2026年8月31日に発表した「2027(令和9)年用年賀はがき等の発行概要」(PDF)によると、2027年用の年賀はがきは郵便局などで2026年11月2日の9時から2027年1月15日まで販売されます。
利用者の遅出し傾向に合わせて、年賀状の引受開始日は12月20日に繰り下げられました。従来は12月15日だったので、5日遅くなった形です。年賀状を元日に届けるための差出日の目安も、従来の12月25日から12月27日に繰り下げられています。年末年始は慌ただしく時間がないというニーズに合わせ、余裕を持って差し出せるようにするための変更です。年賀はがきの販売終了日も、従来の1月10日ごろから1月15日まで延びました。発行概要は、販売終了日を延ばす理由として、遅出しの傾向に加えて年賀状の返信のニーズを挙げています。1月3日は日曜日ですが、年賀郵便物と普通扱いの郵便物は配達される予定です。
発行枚数も減っています。日本郵便の発行概要によると、2027年用年賀はがきの当初発行枚数は5.6億枚で、2026年用の7.5億枚に対して約74.3%です。発行概要は、SNSでのやりとりが普通の光景になり、長く続いてきた年賀状を送る習慣も変わってきていることにも触れ、年賀状じまいを考えている人に向けた呼びかけも添えました。
はがきそのものにも変化があります。2027年用の年賀はがきは、すべての券種で、森林保全につながるFSC認証を受けた紙で製造されています。無地の年賀はがきの料額印面には冠雪した富士山と雪持ち南天のイメージが、インクジェット紙の年賀はがきには羊毛フェルトを楽しむ羊が描かれました。寄付金付きの絵入り年賀はがきは、1枚につき5円を寄付金として預かる仕組みで、2026年用の販売では約1.1億円が集まったと報告されています。
喪中はがきとの関係で押さえておきたいのは、年賀状の引受開始日が遅くなっても、喪中はがきは相手が年賀状を書き始める前に届けるのが基本だという点です。Xでも、年賀状の引受開始日が12月20日に繰り下がり、元日に届ける差出日の目安も12月27日になると、日本郵便の情報をもとに日程の変化をまとめた投稿がありました。
喪中とする範囲と送る相手
時期の次に迷いやすいのが、どの親族が亡くなったときに喪中とするのか、そして誰に喪中はがきを送るのかという点です。法律で決まっているものではないため、一般的な目安と判断の考え方を紹介します。
喪中とする親族の範囲
ファーストリーフの解説コラムによると、喪中とする範囲に法的な決まりはなく、一般的には二親等までが目安とされています。コラムによる親等ごとの目安は、次のとおりです。
- 0親等(配偶者):喪中とする
- 1親等(父母、配偶者の父母、子):喪中とする
- 2親等(兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の兄弟姉妹と祖父母):喪中とするのが一般的で、同居の有無や関係の深さで判断することもある
- 3親等以上(おじ・おば、甥・姪、いとこ):喪中としないことが多く、同居していた場合などは判断による
ただし、コラムは「二親等だから必ず喪中」「三親等だから喪中にしない」と決まっているわけではなく、故人との関係の深さで判断して構わないとしています。例として、同居していた祖父母なら喪中にし、離れて暮らしていた配偶者の祖父母なら喪中にしないという判断も一般的だという説明です。
マナーとビジネス知識のページの考え方も、ほぼ同じです。祖父が亡くなった場合に、すでに嫁いでいる人も喪中はがきが必要かという質問に対し、その年に家族に不幸があった場合は翌年の年賀状を控えることが多く、同居しているかどうか、同居ではない場合でも親交がどのくらいあったかで決まると答えています。
同じ回答では、あくまでも事務局の意見と断ったうえで、家族として一緒に暮らしたことのある人が亡くなった場合は、翌年の年賀状は控えたほうがよいだろうとしています。義理の兄弟姉妹などの関係で別居している場合は、親交の深さで判断するという考え方です。
喪に服する期間と、年賀状を控えることの関係にも触れています。このページでは、故人との間柄によって喪に服する期間が異なるとして、両親の場合は13か月、子の場合は90日などの目安を挙げつつ、地域や仕事の都合によって異なると断りました。そのうえで、年賀状の欠礼のあいさつはこれとは別で、通常はその年1年間に身内に不幸があった場合に翌年の年賀状を控えるのが一般的だとしています。
喪に服する親族の範囲や期間を最初に定めたのは、生類憐れみの令で知られる将軍、徳川綱吉の時代に制定された「服忌令(ぶっきりょう)」だという話も、マナーとビジネス知識のページにあります。NHKの高校講座の日本史の番組で取り上げられた内容として、明治に至るまで何度も改訂され、現代にも喪に服すという考え方が風習として残っているようだという内容です。
喪中はがきを送る相手
送る相手の決め方も、ファーストリーフの解説コラムに目安がまとめられています。基本は、例年年賀状をやりとりしている相手に出す形です。葬儀に参列した人や訃報を知っている人にも出すのが一般的で、「知っているから不要」ではないと説明されています。
故人の友人や知人で、故人宛てに年賀状が来ていた相手には出すことがあり、その場合は故人の名前で生前の厚情への感謝を伝えるとされています。ビジネス関係の取引先などは会社の慣例に従い、個人の喪中を仕事の相手に知らせないことも多いようです。喪中だと分かっている親族同士では、省略することが多いと紹介されています。
故人宛てに年賀状が届いていた相手に向けては、専用の文例も用意されています。コラムの文例では、「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」に続けて、故人が亡くなった月と年齢を伝え、生前に賜った厚情に故人に代わって深く御礼申し上げるという文面になっていました。差出人は「〇〇(故人名)長男 〇〇」のように、故人との続柄が分かる形で書く例が示されています。
コラムでは、喪中はがきでよくある失敗も挙げています。葬儀に参列した人には「知っているから不要」と考えて出さなかったことや、故人宛てに年賀状が来ていた相手に知らせず、翌年も故人宛ての年賀状が届いてしまったことなどです。故人の交友関係は家族でも把握しきれないことがあるので、前年に故人宛てに届いた年賀状を手がかりにする方法もあるでしょう。
仕事関係の相手については、マナーとビジネス知識のページが詳しく説明しています。会社の同僚や上司、部下で個人的に年賀状をやりとりしている相手には、個人の立場で喪中はがきを出します。仕事上の取引先には、仕事とプライベートを分けて喪中はがきを出さないケースも多いようです。仕事上の相手に出す場合は、差出人欄に社名、部署名、氏名を明記するとされています。
マナーとビジネス知識のページでは、会社関係の年賀状について、祖父母(とくに同居したことがある場合)、両親(義理の両親を含む)、兄弟姉妹、子、孫などの肉親の死亡以外であれば、年賀状を出しても許されるのが慣例のようだとも説明しています。仕事の相手には、家族や友人とは別の基準を当てはめる慣例があるということです。
喪中はがきの書き方と文例
喪中はがきには、ふだんの手紙とは違う決まりごとがいくつかあります。ここでは、書くときに避けたい言葉や表記のマナーと、文面の組み立て方を文例とあわせて紹介します。
書き方の基本マナー
ファーストリーフの解説コラムでは、喪中はがきの一般的な構成を5つに分けています。年賀欠礼のあいさつ、誰がいつ亡くなったか(続柄・氏名・時期・年齢)、お世話になったお礼と結びのあいさつ、日付、差出人の住所と氏名の順で、差出人は夫婦連名でもよいとされています。
書くときの注意点としてコラムが挙げるのは、次の6つです。
- 句読点は使わない(弔事の慣習)
- 「拝啓」などの頭語と「敬具」などの結語は使わない
- 「年賀」「おめでとう」などの言葉は使わず、「年始」「年頭」「新年」に言い換える
- 薄墨または黒で書き、印刷の場合は落ち着いた色合いにする
- 結婚、出産、転居などの近況報告は書かない
- 故人の名前、続柄、年齢を入れるかは家庭の判断
マナーとビジネス知識のページでも、頭語と結語に加えて、時候のあいさつも必要ないと説明されています。たとえば「師走の候 皆様におかれましてはますますご清栄のことと心よりお慶び申し上げます」といった書き出しは不要という扱いです。日付は「令和○○年○○月」のように元号で書き、西暦は用いないとされています。
日付の書き方は、ファーストリーフとマナーとビジネス知識で少し違います。ファーストリーフのコラムは「令和〇年〇月」までにとどめ、日は書かない形です。一方、マナーとビジネス知識のページでは、投函日や配達日に関係なく、喪中はがきの日付は12月にするのが慣習だと説明し、11月末に投函する場合でも12月と書いて構わないとしています。どちらに合わせるかは、家族や地域の習慣に照らして決めるとよいでしょう。
故人の年齢の書き方にも触れています。マナーとビジネス知識のページによると、故人の年齢(享年)は以前は数え年で書かれていましたが、最近は満年齢での記載が増えているそうです。数え年で書く場合は、「享年91(満90歳)」のように満年齢を併記する書き方が紹介されています。
差出人の欄についての注意点も、このページで確かめておきたいところです。喪中はがきは家族の連名で出してもよいため、通常は喪主を中心にして、喪主と故人との続柄を書くとされています。郵便番号やマンション名、部屋番号も忘れずに書き添え、電話番号も入れるのが普通だという説明です。文面の最後に相手の名前を書くことは省略するのが慣例とされています。
文例の組み立て
文例は、ファーストリーフの解説コラムに状況別に3つ掲載されています。基本の文例は次のような文面です。
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます 本年〇月に 父 〇〇 が〇歳にて永眠いたしました ここに本年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに 明年も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます 令和〇年〇月
句読点を使わず、文の区切りは空白で表しているのが分かります。故人の名前を書かない場合の文例では、「本年 身内に不幸がございましたため 新年のご挨拶は失礼させていただきます」と伝え、「皆様が良き新年をお迎えになられますようお祈り申し上げます」と結ぶ形です。故人の名前や続柄を入れるかどうかは家庭によって異なるので、家族で相談して決めるようコラムは勧めています。
マナーとビジネス知識のページでは、文面の構成要素ごとに言い回しの例が挙げられているのも参考になる点です。喪中を知らせる言葉には「喪中につき新年のご挨拶をご遠慮させて頂きます」、お礼の言葉には「本年中の御厚情に深く感謝申し上げます」などがあり、お礼の言葉は新年のお付き合いをお願いする言葉の前に置くのがよいとされています。
このページに掲載された見本の喪中はがきでは、「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」で始まり、「本年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます」とお礼を述べたあと、「明くる年も変わらぬご交誼の程お願い申し上げます」と結んでいます。日付は「令和○○年 十二月」となっていて、前述の日付の慣習に沿った書き方です。
故人の伝え方の例としては、「母 すみれ(九十歳)、去る六月二十八日に永眠いたしました」や「祖父 長次郎が四月十五日に九十八歳で永眠いたしました」といった書き方が例として並びます。名前、年齢、死亡日、続柄のうち、どうしても知らせたくない項目は書かない場合もあるという説明つきです。
会社で社葬を行った故人について出す場合の文例も、マナーとビジネス知識のページにあります。「弊社 元代表取締役会長こと父」のように会社での立場と続柄を併記し、差出人には会社名と役職、氏名を入れる形です。仕事の関係者にも知らせる必要がある場合の参考になります。
はがき・切手選びと間に合わないとき
最後に、喪中はがきに使うはがきと切手の選び方を紹介します。あわせて、12月に入って喪中はがきが間に合わなかったときや、喪中に年賀状が届いたときの対応、喪中はがきを受け取った側のマナーも見ていきます。
85円の通常はがきと弔事用切手
郵便局で常に売られているはがきは、日本郵便の通常はがきのページによると、通常はがきと通常はがき・インクジェット紙で、どちらも85円です。通常はがきは折り紙の「鳩」、インクジェット紙は折り紙の「小鳥」をデザインしていて、通常はがきには四面連刷(340円)とくぼみ入り(85円)もあります。インクジェット紙は通信面に特殊なコートが施されていて、色鮮やかに印刷できます。
以前の通常はがきには、胡蝶蘭をデザインしたものもあったのをご存じでしょうか。日本郵便が2024年6月に公表した販売を終了する普通切手とはがきの一覧(PDF)には、63円の通常はがきとして「胡蝶蘭(緑)」の単面と四面連刷、「胡蝶蘭(青)」のインクジェット紙が含まれていて、弔事用63円普通切手(花文様)も販売終了の対象になっていました。
かわりに登場したのが、新しい料額の弔事用切手です。日本郵便の新料額の普通切手の資料(PDF)によると、2024年9月2日に弔事用85円普通切手が発行されていて、意匠には菊が選ばれました。同じ日には慶事用85円普通切手(鶴)と慶事用110円普通切手(蝶)も発行されているので、買うときに取り違えないよう注意が必要です。この資料によると、これらの切手の印面寸法はいずれも縦22.5mm×横18.5mmです。
弔事用切手の使い道について、郵便局のネットショップの喪中見舞いの解説ページは、普通切手には弔事用としてカラフルでない花の切手があり、仏事の案内やお悔やみの手紙など弔事全般に使えると案内しています。この解説ページでは、年賀用の華やかなデザインのはがきや、縁起物が描かれた年賀用切手は喪中の人へ送るものには向かないという説明です。はがきは白紙のものか、淡いグレーやブルーといった寒色のデザインがすすめられていて、喪中はがきを選ぶときの参考にもなります。
マナーとビジネス知識のページも、喪中はがきに貼る切手は郵便局で売られている弔事用の切手が「ベター」だとしています。手軽に手に入らない場合は、慶事用の切手は避けるべきですが、通常の切手なら使っても構わないという説明です。遺族が故人を思って選ぶなら、登山が趣味だった故人をしのんで山の切手を使うといった選び方もよいのではないかと書かれています。
間に合わないときと年賀状が届いたとき
12月に入ってから不幸があり、喪中はがきが間に合わない場合の対応は、ファーストリーフの解説コラムにまとめられています。その場合は寒中見舞いで知らせる形で、時期は松の内(1月7日)が明けてから、立春の2月4日ごろまでです。喪中と知らずに年賀状をもらった場合や、喪中はがきを出し忘れた相手から年賀状が届いた場合も、同じく寒中見舞いで対応するとされています。
コラムには、喪中の場合の寒中見舞いの文例も載っています。「寒中お見舞い申し上げます」で始め、服喪中のため年頭のあいさつを失礼したこと、昨年何月に誰が亡くなったかを伝え、年始のあいさつへのお礼と相手の健康を祈る言葉で結ぶ文面です。喪中はがきを出していても年賀状が届くことはあり、失礼にはあたらないので気にする必要はないとも書かれています。
喪中に年賀状が届いたときの返事について、コラムは3つの点を挙げています。返信は年賀状ではなく松の内が明けてから寒中見舞いで出すこと、喪中であったことと年賀状をもらったお礼を書くこと、相手が喪中を知らなかった場合は知らせなかったことのお詫びを一言添えることです。マナーとビジネス知識のページでは、こうした返礼は松の内が過ぎてから1月末までに出すとしています。
Xでも、喪中だから今年は寒中見舞いになると、年賀状のかわりに寒中見舞いを出すことに気づいたという投稿がありました。年賀状のやりとりを楽しみにしている人ほど、喪中の年は寒中見舞いに切り替えるという意識を持っておくと、年明けの返事に迷わずに済みます。
喪中はがきを受け取った側の対応も知っておきたいところです。郵便局のネットショップの解説ページによると、以前は喪中はがきを受け取ったら年明けに寒中見舞いで返事をするのが習慣でしたが、最近は早めの返事として「喪中見舞い」を送る人も増えています。寒中見舞いは松の内が明けてから立春までと時期が決まっているのに対し、喪中見舞いには特に決まりがなく、喪中はがきを受け取ったらすぐに送れるので、できるだけ年内に送るよう勧めています。
郵便局のネットショップのページは、松の内を元日から7日、または15日までの期間とし、地域によって異なると補足しました。喪中見舞いでは頭語や結語、「賀正」「迎春」などのおめでたい言葉を避け、「頑張って」「早く忘れて」といった言葉も控えるよう案内しています。お線香やろうそくのほか、相手が負担に感じない3,000〜5,000円程度のカタログギフトなどを贈る人もいるそうです。
喪中はがきのまとめ
喪中はがきについて、押さえておきたい5つのポイントを振り返ります。
- 喪中はがきは、相手が年賀状を準備する前の11月中旬から12月初旬に届くように出すのが目安です
- 2027年用の年賀状は、引受開始日が12月20日、元日に届けるための差出日の目安が12月27日に繰り下げられました
- 喪中とする範囲に法的な決まりはなく、二親等までを目安に、同居の有無や関係の深さで判断します
- 句読点や頭語・結語、「年賀」などの言葉は使わず、近況報告も書かないのが基本です
- 間に合わないときや喪中に年賀状が届いたときは、松の内が明けてから寒中見舞いで知らせます