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年賀状をやめたいと友達に伝えるときは、感謝に加えて「何年の年賀状から出さないか」「どの範囲でやめるか」「これからどんな交流を続けたいか」を、自分の言葉で知らせましょう。理由は短くても構いませんが、一部だけ見直すのに「全員への送付をやめます」と書いたり、事実と違う事情を作ったりする必要はありません。
言い方を整えても、相手の納得や関係の維持は保証できないものです。それでも、自分が続けられる範囲と相手への希望を分けて伝えることはできます。迷っている部分を決めたことにせず、年賀状の送付方針から整理してみてくださいね。
この記事の表と文例は、ブラザーの年賀状じまいの案内や、公的機関の自己表現の資料を踏まえたShineNewPress編集部の応用提案です。自己表現の資料を、年賀状をやめた後の友情を直接検証した研究として扱うものではありません。文例は主に、2026年中に連絡し、2027年の年賀状から送付をやめる設定で紹介します。
ステップ1|年賀状をやめたいときは友達への送付範囲を決める
最初に、負担になっている作業と、これからも続けたい交流を整理しましょう。ここでは人嫌いかどうかや友達の心理を分析せず、自分の年賀状の送付方針を決める作業に集中します。
負担になっていることを整理する
年賀状の何が負担なのかを、作業と気持ちに分けて書き出してみましょう。「友達への年賀状が嫌」とひとまとめにするより、やめたい作業を具体的にするための準備です。厚生労働省「こころの耳」に掲載された自己表現の資料は、最低限伝えたい内容と許容できる範囲を、事前に整理するよう勧めています。
同資料では、客観的な事実と、自分の考えや気持ちを混同しないことにも注意を促しています。たとえば「住所の確認が終わっていない」は事実ですが、「出さなければ失礼だと思われる」は、現時点での予想ですね。予想を消そうとするのではなく、まだ確かめられていないこととして、欄を分けておきましょう。
国立精神・神経医療研究センターのワークシートも、自分の思いを伝えたい状況を書き出す形です。これを参考に、編集部では次の整理表を提案します。記入例は自分に当てはまる部分だけを使い、負担の大きさを誰かと比べる必要はありません。📝
| 整理すること | 記入例 |
|---|---|
| 実際に起きていること | 宛名を確認する作業が残り、作成を後回しにしている |
| 負担を感じる場面 | 住所の確認、デザイン選び、印刷、投函までを考えると気が重い |
| 自分の気持ちや予想 | 作業を減らしたい。やめたら失礼だと思われるかもしれない |
| 無理なくできる交流 | 普段使うLINEで、近況があるときに連絡する |
| 今は難しい交流 | 紙の年賀状を作ること、全員へ決まった日に長文を送ること |
| 最低限伝えたいこと | 2027年の年賀状から送付をやめる方針と、続けたい連絡方法 |
書いた後は、「紙の年賀状をやめれば十分なのか」を確かめてください。宛名や印刷の作業が負担なら、紙をやめて普段の連絡に戻す案が考えられます。一方、定期的な挨拶そのものが重い場合は、毎年全員にLINEを送る約束へ置き換えても、望む見直しにはならないかもしれません。
その場合は「連絡は近況があるときに」「返事は無理のない範囲で」など、連絡全体について自分が希望する形もメモしておきましょう。ただし、これは相手の返信の仕方まで決めるものではありません。自分ができることを整理し、後で相手の希望も聞くための材料です。
表に書いた負担や不安を、そのまま全部友達に送る必要はないですよ。整理用のメモには本音を広く書き、実際の連絡には送付方針を理解してもらうために必要な部分を選びます。「作業を減らしたい」と「あなたと話したくない」は別の内容なので、自分がどちらを伝えたいのか確かめておくと、文面を選ぶ基準になります。
過去に「失礼だ」と言われた経験がある場合も、実際に聞いた言葉と、そこから自分が想像した評価は分けてメモしましょう。「以前そう言われた」と「今回も同じ反応になるだろう」を別々に書くのも、事実と予想を区別するための編集部の提案です。
送付をやめる対象を決める
次に決めたいのは、全員への送付を終えるのか、一部の友達との交換を見直すのかという範囲です。ここが曖昧なまま文例を選ぶと、実際の方針と説明が食い違ってしまいます。ブラザーは年賀状じまいを、年賀状のやり取りを辞退することを伝える最後の年賀状と説明していますが、自分がどの範囲で送付をやめるかは、別に整理しておきましょう。
検討するときに、友達を大切さの順に並べる必要はありません。現在どんな手段で連絡しているか、自分がどの作業を減らしたいかを基準にすると、見直す内容を具体化できます。次の表は、相手を評価するためではなく、自分の送付方針を考えるための編集部の整理案です。
| 今の連絡状況や負担 | 検討できる方針 | 伝える前に考えること |
|---|---|---|
| 普段からLINEで近況を話している | 紙の年賀状の送付をやめる | 普段の連絡をどの程度続けたいか |
| 年賀状以外の連絡先が分からない | 別の連絡手段を提案してから送付を終える | 自分が使う連絡先を知らせたいか |
| 相手を問わず作成作業が負担 | 全員への送付終了を検討する | 本当に全員を対象にするのか |
| 今回の作成だけが難しい | 対象年を限定して休む | 翌年以降の方針は決まっているか |
全員への送付を終えるなら、その事実を説明に含められます。一部だけなら「全員に出さないことにした」と広げず、その友達に対する自分の送付方針を伝えればよいのです。他の誰に出すかを細かく報告することと、嘘をつかないことは同じではありません。
また、一度休むことと、今後も送らないことは分けて考えましょう。たとえば休むだけなら「2027年の年賀状はお休みします。2028年以降については、まだ決めていません」と書けます。継続してやめる方針なら「2027年の年賀状から、今後は送付を控えます」とし、未決定の部分を確定したように書かないことが大切です。
神奈川県は、アサーティブな自己表現を、自分の思いを率直に表しながら、相手との違いも尊重する表現と説明しています。この考え方を年賀状の場面に応用し、相手が交換を続けたいと思う可能性も踏まえて、自分の方針を言葉にしてみてください。
そのうえで、続けたい交流をひとつ具体的にしておきます。「今までどおりLINEで近況を話したい」「会えたときにゆっくり話したい」など、自分が望む範囲で十分ですよ。会うことや定期連絡を負担に感じるなら、埋め合わせとして約束する必要はありません。年賀状の終了と一緒に伝える言葉は、実際に続けられる内容から選びましょう。
ステップ2|伝える時期と連絡方法を選ぶ
伝える時期と方法は、一律の締切や「最後の一枚」を前提にせず、相手の準備状況と普段の連絡方法から選びましょう。送付をやめる対象年を明示し、落ち着いて伝えられる場面を用意することが中心です。
いつから出さないかを明示する
開始時期は、「来年から」だけで済ませず、何年の年賀状を送らないのかまで書くと明確です。年内に連絡する場合と、最後に出す年賀状へ書き添える場合では、同じ言葉でも指す年が変わります。ブラザーも、年賀状以外の方法で終了を知らせる際は、いつから出さないのかを明示するよう案内しています。
たとえば2026年中の連絡で「来年から」と書けば、指しているのは2027年です。一方、2027年の年賀状に「来年から」と書く場合は、2028年を指す表現になります。文面を作ったときの自分の感覚に任せず、受け取る人が開始年を読み取れるか、次の形で確かめましょう。
| 知らせる場面 | 対象年を明示する書き方 |
|---|---|
| 2026年中にLINEなどで伝える | 2027年の年賀状から、送付を控えます |
| 2027年の年賀状を最後に送る | この2027年の年賀状を最後に、2028年の年賀状から送付を控えます |
| 2027年分だけ休む | 2027年の年賀状はお休みします。2028年以降は未定です |
最後の年賀状に書き添える例だけは、2028年分から終了する設定です。「今回が最後」と書く場合にも、その一枚が何年の年賀状なのかを添えると、方針と時期を一緒に示せます。文例を使う前には、自分が実際に出す最後の年賀状と、出さない最初の年賀状が食い違っていないかを見直してくださいね。
連絡の時期について、ブラザーは相手が準備を始める前に知らせるよう案内しています。ただし、相手がいつ準備するかを把握していない場合もあるでしょう。固定の日付をマナー上の期限にせず、方針が決まった段階で、普段のやり取りや会う機会に知らせる案を検討してください。
すでに準備してくれていたと分かった場合は、「もう用意してくれていたんだね。手間をかけてくれてありがとう」と、その手間への配慮を添えられます。相手の準備に感謝することと、自分の送付方針を変更することは別の判断です。用意済みの年賀状をどうするかまで、こちらから一方的に指示する必要はありません。
連絡漏れを防ぐためには、「知らせる相手・使う手段・送付をやめる対象年・連絡する場面・伝達済みか」をメモしておく方法があります。国立精神・神経医療研究センターのワークシートには、伝える場所やタイミング、実現したいことを考える欄があり、ここでは連絡計画へ応用した形です。まだ迷っている相手には未決定と記し、すべてを同じ日に決めようとせず、確定した方針から整理しましょう。
普段使う連絡方法から選ぶ
最後の年賀状を出さず、LINEやメール、電話、会ったときの会話で知らせる方法も選べます。ブラザーの案内にも、年賀状以外で終了を知らせる場合の説明があります。最後の一枚を作ること自体が負担なら、その作業を前提にせず、普段つながっている方法から考えてみましょう。
選ぶ基準は、相手が受け取りやすいか、自分が伝えたい内容を落ち着いて説明できるかです。国立精神・神経医療研究センターのワークシートでは、相手の状況への配慮、自分の状況の説明、双方を思いやる提案が、言い方の要素として挙げられています。これを踏まえた連絡方法の比較は、次のとおりです。
| 相手との普段のつながり | 選択肢 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| LINEやメールでやり取りしている | 個別のメッセージで知らせる | 対象年と送付方針を省略しない |
| 会う機会や電話で話す習慣がある | 会話で知らせる | 相手が話せる状況か確かめる |
| 住所しか分からない | 最後の年賀状や手紙で知らせる | 今後使いたい連絡先を添えるか考える |
文章なら内容を整えてから送れますが、短くしすぎると「何をやめるのか」が抜けることもあります。会話なら相手の質問をその場で聞ける一方、話の流れで開始年を言い忘れない準備が必要ですね。電話を選ぶなら、最初に「今、少し話せる?」と確認し、長く説明できない状況では改めて伝える方法も考えましょう。
住所しか分からない相手には、年賀状や手紙で、今後も使う連絡先を個別に知らせる案があります。連絡先を何種類も載せる必要はありません。自分が使わない方法を新たに増やしてまで、代わりの交流を用意することは避けたいところです。
ブラザーは、関係を終える意図ではないという意思表示として、メールなどの代替手段を提案するよう案内しています。ここで大切なのは、相手にその方法への移行を強制しないこと。「今後はLINEにしてね」と決めるより、「私は普段LINEを使っています。これからの連絡もLINEで大丈夫かな」と、希望を確かめる言い方が考えられます。
相手が別の方法を希望したときも、自分が対応できるかを確かめてから返事をしましょう。たとえば「メールなら確認できます。そちらで連絡し合うのはどうかな」と、実際に使える範囲で提案できます。新しい手段での連絡を望まない相手や、方法が合わない相手も想定し、代替手段が決まれば交流が続くと考えないことも必要です。送付終了の方針と、今後の連絡方法についての相談を分けておくと、何を伝え、何を話し合うのかが明確になります。
ステップ3|自分の方針が伝わる文章を作る
文例は、友達との普段の話し方に合わせて整えるための、編集部作成の例です。言いにくさを隠すための架空の事情や、実態と違う「全員への送付終了」という説明は使わず、自分の方針を短く伝えましょう。
理由を短く自分の言葉で伝える
文章は、感謝に続けて送付方針と開始時期を伝え、理由を短く添えたうえで、希望する交流を示す形にしてみましょう。ブラザーは、理由を簡潔に伝えることと、ごまかさず誤解を招かない文面を選ぶことを案内しています。詳しい事情を長く書くよりも、自分が何を決めたかを読み取れる文章が目標です。
理由は、自分を主語にすると、相手への批判と区別しやすくなります。神奈川県の案内でも、自分を主語にして、考えや気持ち、相手への希望を伝える方法が紹介されています。「あなたの年賀状が負担」ではなく、「私は年賀状を作る作業の負担を減らしたい」と、自分の状況を説明する形です。
親しい友達にLINEで送るなら、たとえば次の文面が考えられます。作成作業を減らしたいことと、LINEでの交流を続けたいことが、自分の希望に合う場合の例ですよ。
いつも年賀状をありがとう。私は毎年の作成の負担を減らしたくて、2027年の年賀状から、紙での送付をやめることにしました。これからもLINEで近況を話せたらうれしいな。今後の連絡も、このLINEで大丈夫かな。
普段メールで連絡する、少し丁寧に伝えたい友達には、語尾と感謝の表し方を調整しましょう。普段はくだけた言葉で話す間柄なら、急にかしこまりすぎないよう、自分の言葉に戻して構いません。
いつも年賀状で近況を知らせてくれて、ありがとうございます。私自身の負担を減らすため、2027年の年賀状から、今後は送付を控えることにしました。これからも、ときどきメールでお話しできればうれしいです。メールでの連絡について、都合のよい方法があれば教えてください。
私生活を詳しく説明したくないなら、理由は「自分の負担を減らしたいと考えたためです」までにとどめる案もあります。追加で聞かれた際は、「詳しい事情は控えたいけれど、年賀状の作成をやめる方針は決めています」と返してよいでしょう。説明を控えることと、架空の病気や家庭事情を理由にすることは分けて考えてくださいね。
国立精神・神経医療研究センターのワークシートは、攻撃的な言い方と消極的な言い方を考え、ほどほどの言い方を検討する構成です。文面を見直すときも、相手を責めていないか、反対に言いにくさから「やめようかな」だけになっていないかを確認できます。決めた方針は明確に、相手への希望は相談できる形に整えましょう。
なお、日本郵便は喪中はがきを年賀欠礼状と呼び、喪中の正月に新年を喜ぶ挨拶を控えることを詫びるものと説明しています。継続的な送付終了とは知らせる内容が異なるため、年賀状をやめるための口実には使わないでください。自分に当てはまる理由を、必要な範囲で書くことが基本です。
一部だけやめる場合は事実を守る
一部の友達との交換だけをやめる場合も、「全員への年賀状をやめます」と書く必要はありません。その表現が使えるのは、実際に全員への送付をやめる場合です。年賀状じまいの定型文として見かけても、相手ごとに送付を見直しているなら、自分の方針に合う表現へ直しましょう。
一部だけやめることを伝えるときに、他の友達の名前や送付状況まで持ち出す必要もありません。神奈川県の自己表現の説明を踏まえれば、自分の考えを率直に表すことと、相手が違う考えを持つことを尊重する姿勢が土台になります。年賀状の場面では、その相手との今後の連絡に焦点を当ててみましょう。
たとえば、普段からLINEで連絡を取り合う友達には、次のように伝えられます。全員への送付終了とは書かず、いつから紙の年賀状を送らないかを明示した例です。
いつも年賀状をありがとう。私は年賀状のやり取りを見直していて、2027年の年賀状から、紙での送付を控えることにしました。これからも普段のLINEで近況を話せたらうれしいです。LINEで連絡する形でどうかな。
この文面を送った後に、「共通の友達には出すんだよね」と聞かれる場面も想定しておきましょう。他の友達には送っている事実があるなら、「誰にも出していない」と説明を重ねることは避けたいところです。たとえば、次のような返答が候補になります。
うん、年賀状を送る相手もいます。全員一律ではなく、今の連絡方法や自分の負担を考えて見直しました。あなたとは普段のLINEで連絡を続けたいと思っています。2027年の年賀状から紙の送付を控える方針は、そのままです。
ただし、この例も、実際にその基準で見直し、LINEでの交流を望んでいる場合に使うものです。説明のために後から理由を作ると、最初に伝えた内容との整合性も保ちにくくなります。「相手がどう受け取ったか」と「自分がどのように決めたか」を区別し、質問には確認できる事実から答えてください。
「こころの耳」の資料でも、事実と自分の考えや気持ちを混同しないよう注意を促しています。この姿勢を応用するなら、「年賀状を減らす方針だから、寂しく思うはずがない」と相手の気持ちまで決めつけないことも大切です。説明を聞いた相手がどう考えるかには、こちらで決められない部分が残ります。
今後も付き合いたい気持ちは、ブラザーの案内にもあるように、言葉で添えられます。ただし、「近いうちに会おう」「毎月連絡するね」は、自分が望み、実行できる範囲で選んでください。引き止められないための埋め合わせにせず、送付方針を伝えた後も続けられる内容へ整えましょう。
ステップ4|伝えた後の年賀状や反応に対応する
送付終了を知らせた後も、年賀状が届いたり、続けてほしいと言われたりする場面は考えられます。相手の行動から本心を決めつけず、受け取ったことへの感謝と、自分の送付方針を分けて伝える方法を用意しましょう。
届いた年賀状への返事を考える
やめると伝えた友達から年賀状が届いても、その一枚だけで「連絡を無視された」と判断しないようにしましょう。すでに準備していたのか、連絡に行き違いがあったのか、別の考えがあるのかは、届いた事実だけからは分かりません。最初の返事では、受け取ったお礼を自分の言葉で伝える案があります。
また、自分からは送らないという連絡と、相手からの送付も辞退したいという希望は、分けて考えましょう。後者も伝えたいなら、「こちらへの年賀状も、どうぞお気遣いなく」と添える案があります。ただし、その一文で相手の行動まで決まるわけではありません。
そのうえで、こちらの方針も必要に応じて添えてください。ブラザーは、年賀状をやめた後も付き合いを続けたい場合は、その気持ちを伝えるよう案内しています。これは送付を再開する約束とは別なので、お礼のために翌年の年賀状を約束する必要はありません。
2027年の年賀状から送付をやめると知らせていて、実際に届いた場合、普段のLINEで返すなら次の形が考えられます。近況への感想は、自分が本当に感じた場合だけ添えましょう。
年賀状をありがとう。近況を知らせてくれてうれしかったよ。前にお伝えしたとおり、私は2027年の年賀状から送付を控えているので、LINEでお礼を伝えるね。
返事をする方法は、普段の連絡手段と、季節の挨拶状のどちらが自分に合うかで考えられます。紙を用意する作業を減らしたいなら、挨拶状を新たな負担にしない視点も必要です。編集部の比較案をもとに、続けられる範囲を選んでみてください。
| 返事の方法 | 選ぶ場面の例 | 注意したいこと |
|---|---|---|
| 普段のLINEやメール | 日常的に連絡していて、同じ手段でお礼を伝えたい | お礼と送付終了の方針が混ざらないようにする |
| 季節の挨拶状 | 自分も紙で挨拶を返したいと考えている | その返事を毎年の新しい義務にしない |
寒中見舞いで返す場合、日本郵便の文例には、相手の安否を尋ねる文章と、相手や家族の健康を気遣う結びが含まれています。年賀状をやめた説明だけにせず、季節の挨拶として相手を気遣う言葉も添える形です。以下は、その要素を取り入れた編集部の文例で、具体的な暦日の案内ではありません。
寒中お見舞い申し上げます。お変わりなくお過ごしでしょうか。年賀状をありがとうございました。私はお知らせしたとおり、2027年の年賀状から送付を控えています。どうぞお体を大切にお過ごしください。
一度紙で返事をすると、翌年も同じ対応をしなければと感じる場合は、自分用の対応メモに「届いたら普段の連絡手段でお礼を伝える」と書いておく案もあります。「こころの耳」の資料は、代替案を出す際にも、必要以上に譲歩しすぎないよう案内しています。この考え方を応用し、返事のたびに連絡頻度や送付の約束を増やさず、自分が決めた範囲を保っていきましょう。
引き止められたときの方針を伝える
「年賀状がなくなると寂しい」と言われたら、その気持ちを聞くことと、送付を再開するかどうかを分けて考えましょう。神奈川県は、率直に伝えるとともに、相手の気持ちや考えも聴いて理解しようとする姿勢を大切にしています。話を聞いたうえで、自分には何が難しく、どんな交流なら望んでいるかを伝える方法です。
たとえば、作成作業をやめる方針が変わらず、LINEでの交流は続けたい場合には、次のように返せます。相手が語った気持ちを受け止め、自分にできる範囲を続けて示す文例ですよ。
寂しいと感じているんだね。伝えてくれてありがとう。私は年賀状を作る負担を減らしたいので、2027年の年賀状から送付をやめる方針は変えていません。これからは、近況があるときにLINEで話せたらうれしいです。
「簡単な一枚でいいから」と言われても、負担が作業全体にあるなら、枚数や文章量だけの話に置き換える必要はありません。「簡単な形でも、毎年作って送ることが今は難しいです」と説明する案があります。こちらから代わりの交流を提案するときも、年賀状をやめる代償のように、毎年の長文連絡や会う約束を増やさないようにしたいですね。
「こころの耳」の資料でも、代替案を出す際に必要以上に譲歩しすぎないことが示されています。相手の希望を聞いて考え直すことはできますが、その場を収めるためだけにできない約束をする必要はありません。すぐには判断できない提案なら、「その方法を続けられるか、少し考えてから返事をしたい」と保留する選択もあります。
話がかみ合わない場合は、感情を推測する前に、何の理解が違っているのかを確かめましょう。同資料は、伝わったと思い込まず、お互いの理解にずれがないか確認するよう勧めています。たとえば、次のように開始時期と今後の連絡を具体的に聞けます。
私が送らないのは、2027年の年賀状から、という点は伝わっているかな。年賀状以外の連絡もやめると受け取っていたら、そこは説明し直したいです。私は、普段のLINEでのやり取りは続けたいと思っています。
確認したいのは、相手が賛成したかどうかだけではありません。送付終了を一度だけの休みだと思っていないか、連絡方法の提案を新しい義務と感じていないかなど、伝えた内容の受け取り方です。相手の返事を聞いて、自分がまだ決めていない部分まで話したことにしていないかも振り返ってください。
なお、同資料はアサーションを、成功を保証する方法ではなく、可能性を高めるための方法と説明しています。ここでの文例も、相手の納得を得たり、友情を続けたりする保証にはなりません。説明を重ねれば賛成してもらえると考えず、相手の言葉を聞き、自分の方針を誠実に伝えるところまでを目標にしましょう。
まとめ|年賀状をやめたいときは友達への感謝と方針を伝えよう
年賀状をやめたいと友達に伝える際は、感謝と自分の送付方針を、どちらも言葉にしましょう。続けたい交流は、実際に無理なくできる範囲で具体的に添えてください。
- 負担になっている作業と、無理なく続けたい交流を整理する。全員への送付終了、一部の見直し、今回だけの休みを区別しましょう。
- 「2027年の年賀状から」など対象年を明示する。相手の準備状況と普段の連絡方法を踏まえ、知らせる時期と手段を選びます。
- 感謝に続けて、自分を主語にした短い理由と送付方針を伝える。一部だけやめるときは、事実と違う「全員」という説明を使わないことが大切です。
- 終了後に届いた年賀状には、お礼と自分の方針を分けて返す。受け取った事実だけで相手の本心を判断せず、翌年の送付も安易に約束しないようにしましょう。
- 寂しいという気持ちは聞きながら、難しいことと可能な交流を伝える。話がかみ合わないときは、開始時期や今後の連絡について理解の違いを確かめます。
年賀状を続けるか迷うときも、言い出しにくいからと、できない約束を加える必要はありません。相手への感謝を添え、自分が本当に続けたい交流を、無理のない言葉で伝えてみてくださいね。